●三劇劇のスタッフワーク
 お芝居の花方はもちろん「役者」ですが、お芝居を作るには、裏方の活躍も非常に重要です。
ここでは、第三劇場のスタッフにはどんな部所があって、どんなことをやっているのか紹介します。

作・演出  略称:さくえん
 文字通り、芝居全体を演出する仕事。主に役者の演技指導をしたり、
台本のイメージを役者やスタッフに伝え、芝居全体をまとめあげて行く。
芝居に使う音や照明、舞台のプランなども最終的には演出がチェックする。
 三劇では、オリジナルの脚本を上演するため、作・演出を兼ねる場合がほとんど。

舞台監督 略称:舞監(ぶかん)
 私の知り合いの劇団では、「ブタカン」と略すらしい。土地によって多少の差違はある。
演出が芝居そのもののまとめ役なのに対して、スタッフの進行具合の管理、
その他舞台の仕込み(設置)やバラシ (撤去)の監督や、雑用など、舞台関係をまとめる仕事をする。
客にはその成果が形として現れにくいが、舞台が完成するかどうかは舞台監督にかかっている。
本番1週間前から、会場のホールで仕込み(設置)を全員でするのだが、
ホールでは舞台監督が「神」であり、照明・音響が「神の使い」で、役者は「下僕」である。
当然、それなりの統率力が要求される。

練習舞監 略称:練舞(れんぶ)
 普段の練習などを取り仕切る。舞監と兼任の場合がほとんど。

音響効果
 芝居中にかかるBGMや効果音を探し、本番中はそれを実際にかける。
音はシーンの雰囲気を伝えるのに有効な手段なので、どんな音を選ぶかは非常に重要。

照明効果
 文字通り、「照明」に関するスタッフ。どのような明かりを当てれば良いか、どこに灯体を吊れば良いか、
などをプランとして考え、仕込み時には照明関係の指示を出す。
1公演に100機ほどの機材を吊る。
高い所で作業する勇気が必要だ。

舞台美術 略称:舞美(ぶび)
 いわゆる大道具のデザイン及び作成を担当するスタッフ。
 名前から受けるイメージは繊細なものだが、実際はひたすら木材を切ったり殴ったり。
(舞台の出来上がりを理解しているのが美術だけ、という実状もあるが)。

衣装

 名前のまんま、衣装をデザインし、作る。
手作りで衣装を作るときは大変。
芝居によっては既製品だけで衣装を構成する時もあり、その時は衣装は服の組合せや管理を行う。
また、メイクも衣装の担当である。
舞台に立つ役者は男も女もメイクをする(舞台ばえするためや、照明の照り返しで顔が白くなるのを防ぐため)。

制作
 情報の宣伝やチラシ(宣伝美術)、立看板のようなスタッフを統括し、客を呼ぶことスタッフを目的とする。
客が少ないと文句を言われる。
おもにチラシや配布(その戦略も立てる)、DMの送付、他劇団への挨拶、
本番の受付、チケットの販売、料金の精算やアンケートと管理などの仕事を行う。


●三劇の年間スケジュール

  5月上旬 新入生歓迎公演

  6月下旬 六月公演

  8月下旬 プロデュース公演

  9月中旬 合宿(練習は一切しない。遊び)

  10月下旬 十月公演

  12月下旬 12月公演・プロデュース公演

  3月上旬 卒業公演

  3月下旬 新人公演

年が明ければ、いよいよ新人公演です。
新人公演は1回生だけで作られます。
つまり、自分達だけで芝居が作るのです。

新人公演が終われば、あっという間に、新入生歓迎公演です。
あっという間に、後輩ができてしまうのです。



●三劇の公演の流れ

1公演分のスケジュール〜台選から本番まで〜

ここでは、1つの公演の中でどんなスケジュールで練習が行われるのかを紹介します。

レパ選(戦)・企画選(戦)(台本選出)
 公演を始めるに当たって、まずは台本(レパと呼ぶ)がないと始まりません。
レパ選では、公演のレパと演出を選出します。
三劇では、オリジナルであることが多く(最近はずっとオリジナルだと思う)作と演出はセットになることが多い。
三劇では、毎公演ごとに、団員が台本を持ちより、厳正な話し合い(原則満場一致)によって台本が選ばれます
(複数の企画が出た場合、1日で決まらない場合もある)。
作・演出が決まると、その他のスタッフを決めていきます。

キャスティング
 演出によって、行う場合もあるが、行わない場合もある。

通常の練習
 三劇の通常の練習日は、学校がある時期は放課後に活動します。
  月〜金 16:30〜21:00
  土    14:00〜21:00
 レパがあがっていれば(台本が完成していれば)
  日    9:00〜21:00
 の練習になります。
 練習場所は、
新町別館303 です。

 練習中は、役者はシーン稽古を、スタッフは作業を行います。

通し(通し稽古)
 本番2週間前の土曜日に1回目。
 本番1週間前の水曜日に2回目、土曜日に3回目を行うことが多い。

ホール週
 本番1週間前から会場となる新町別館小ホールに入ります。
 ここからは、日曜日・祝日以外、9:00〜21:00の間、仕込みや実際に舞台を使って練習をしていきます。

本番
 開場前に、大事な儀式があります。参加者全員がホールに集まり、演出の最後の言葉を聞きます。
 そして、円陣を組み、かけ声、これには三劇式の気合い入れがあります。
 小道具などの最終確認をして、開演を待ちます。

本番終了後
 お客様を送り出します。 アンケートも書いてもらいます。しかし、本番が終わってもうかうかしてられません。
 次の本番の準備があるし、楽日(最終日)には舞台を撤去する「バラシ」 が待っているのです。
 客出しもほどほどに、バラシを行います。同志社小劇場、演劇集団Qともお互い助け合って、
 2〜4時間で全てを破壊していまいます。2,3日かかって創ったものを、数時間で消し去ってしまうのです。
 そして、その後は、風呂練(銭湯に行って疲れを癒す)、「打上」が待っています。


最後に、
 文章ばっかりで、大変だったと思います。ここまで読んでくれてありがとう。
 たぶん、これを読んでも分からないことがあると思います。
 分からないことがあったら、メールでもください。
 ちゃんとお答えします。

 興味を持った方、一度練習場303まで来てください。
 お待ちしてます。